2023年2月23日(木) 津市アスト津 研修室Aにて、消費者市民ネットワークみえ、みえ・くらしのネットワーク主催の学習会「スマートフォンでのゲーム課金に関わるトラブルと対策」を開催しました。会場・オンライン合わせて50名の参加でした。
講師に、大阪弁護士会・消費者保護委員会元委員長の弁護士 岡田 崇(おかだ たかし)氏をお迎えしました。岡田氏はインターネット取引と消費者保護のテーマなどで、関西、西日本を中心とした講演活動、また関西のラジオ・テレビ番組、新聞、週刊誌に幅広く活躍されています。
今回の学習会は、「小学生の息子が、親のスマートフォンを使ってオンラインゲームで遊び、高額な課金をしてしまいました。子どもが無断でやったことなので、請求を取り消してもらえないのでしょうか。」というトラブルの相談が全国の消費生活相談窓口に寄せられる件数が2021年頃から急増傾向にあることが国民生活センターから報告されていることから、トラブルが発生する背景、問題点と防止策、消費者として気を付けていくこと、法的な問題などを、岡田弁護士から事例をたくさん交えたわかりやすい説明で学ぶことができました。県内各地で消費生活相談窓口に携わる相談員の方が多数参加されました。
《参加者の感想から》
・体系立てたご説明や、具体的なトラブル事例の紹介があり、わかりやすいと感じました。
・課金トラブルを防ぐ対策についてよく分かりました。クレジットカードのトラブルの対策についてもなるほどと思いました。
・スマホのゲーム課金トラブルについてよく分かりました。未然に防ぐため対策も参考になりました。学ぶ機会の少ない親世代に広く知ってほしい内容でした。
・具体的かつ弁護士目線から見た情報が得られて、大変参考になりました。今後の相談対応に生かしたいと思います。
・実際の消費生活相談に役立つ内容でした。ありがとうございました。
・相談現場では課金を取り戻したい相談に、粛々と、今できることをアドバイス、手伝えることやあっせんできることを探す、親の対応に強く言うことはしていませんが、「このような意見がありますよ」と、親の今後の対応を促す一助になると思います。リアルなお話が聞けて良かったです。
・トラブルの事例を知ることは勿論重要ですが、岡田先生の今回の講座はその対処方を詳しく解説されました。対処方の学習会に特化した講座があまりないことが残念だと思います。
・子育て中ですので、休日会場に行かなくでも、Zoomで講義を聴くことができ感謝しております。